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自分を大切にする方法!「徳を積め」の思い込みを手放すと見えてくること

2026 10/12
コーチング 心理学
2026年10月12日
ミカ

自分を大切にしてって、よく言われるんですけど。それって結局、わがままとどう違うんだろうって思っちゃうんですよね。

しまちゃん

自分を大切にすることと、わがままは全然別のものなんだよね。今日はそこを整理して話すね。

タカ

でも自分を優先したら、まわりに迷惑かけそうで怖いんですけど。

しまちゃん

そこには、ある思い込みが隠れてると思う。順番に説明するね。

自分を大切にする方法は、特別なテクニックの前に「自分を優先すると誰かに迷惑がかかる」という思い込みを外すことから始まります。この思い込みがあるままだと、どんな方法を試しても罪悪感がついてまわるんですよね。自分を大切にすることは、結果的に人も大切にすることにつながります。

僕はコーチ・プロデューサーとして、これまで1万人以上の方とセッションをしてきました。「自分を大切にしたいけど、方法がわからない」「自分を優先すると、なんだか悪いことをしている気がする」という相談は、本当によく受けます。この記事では、具体的な方法の前に、多くの人がつまずいている「思い込み」の正体から書いていきます。

Contents

自分を大切にする方法がわからないのは、なぜ?

自分を大切にする方法がわからなくなる一番の理由は、「自分を優先する=人を後回しにすること」だと捉えているからです。この前提があると、自分を大切にしようとするたびに、誰かを裏切っているような感覚になります。

真面目で、まわりへの配慮ができる人ほど、この感覚が強く出ます。子どもの頃から「わがままを言わない子」「気が利く子」であることを評価されてきた人ほど、自分を優先する選択そのものにブレーキがかかるようになるんですよね。結果として、自分を大切にする方法を頭では理解していても、実行する段になると罪悪感が先に立ち、結局いつもの我慢に戻ってしまいます。

つまり、方法を知る前に外しておく必要があるのは、「自分を大切にすること」と「人を大切にすること」を天秤の両端に置いてしまう考え方そのものです。

自分を大切にすることは、自己中心的で「わがまま」なこと?

ここでひとつ、僕がよくお伝えしている考え方があります。世の中では「得を選ぶんじゃなくて、徳を積め」とよく言われますよね。徳を積んだ方がいいと、なんとなく思っている方は多いと思います。

でも、なぜそう思うのか、一度立ち止まって考えてみてほしいんです。それはもしかして、「徳を積んだ方が、自分にとっていいことが起こりそうだから」ではないでしょうか。だとしたら、その時点で選んでいるのは「徳」ではなく「得」です。深層心理では、徳の顔をした得を選んでいるだけなんですよね。僕自身、そうだった時期がありますし、今でも時々そうなっていることに気づきます。

だったら、「得」でいいじゃないかと僕は思っています。自分だけが得をして相手が損をするなら、それはよくありません。でも、自分も得、相手も得。それなら、得でいいはずです。

そもそも徳を積むとは「善い行いを重ねて、人としての価値を高めること」だとされています。ただ、この「善い行い」の解釈は人によって違うんですよね。物事にはすべて陰と陽があるので、誰かにとっての善い行いが、別の誰かにとっては善い行いではない、ということが普通に起こります。だとすれば、「自分も得、相手も得」という状態こそ、善い行いと言えるのではないでしょうか。

ここで僕なりに、得と徳の定義をひとつにまとめてみました。徳でも得でも、どちらでもいい。ただただ、自分を大切にすることを大切にする。これだけです。この定義に立つと、「善良な人でいなければ」という囚われから、少し楽に抜け出せるようになります。自分を大切にすることは、わがままの反対にある態度であって、わがままそのものではないんですよね。

自分を大切にする具体的な方法は?

思い込みが外れたところで、具体的な方法に入ります。特別なことではなく、日常の選び方を少しずつ変えていく作業です。

一つ目は、断る力を育てることです。頼まれごとに対して、反射的に「はい」と答える前に、一呼吸置いて「自分は本当にそうしたいか」を確認する。断ることは相手を拒絶することではなく、自分の限られた時間とエネルギーをどこに使うかを、自分で決めるということです。

二つ目は、休息を後回しにしないことです。疲れているのに「もう少し頑張れる」と自分に言い聞かせる癖がある人は多いです。物を大切に扱う人が、汚れたら手入れをするように、自分の心と体も、疲れたら休ませる。それだけで十分、自分を大切にする行為になります。

三つ目は、自分に何度も同じ質問を投げかけることです。僕が普段のセッションでも大事にしている考え方に、「認識するから存在する」というものがあるんですよね。人は、事実として確認していないことを、思い込みで決めつけてしまう生き物です。自分の好き嫌いや本音も同じで、確認しないまま「たぶんこう」で済ませていることが実は多いもの。ふとした瞬間に「今、本当はどうしたい?」と自分に聞く癖をつけるだけで、置き去りにしていた本音に気づけるようになります。

四つ目は、素直な欲求を後回しにしないことです。「今日は甘いものが食べたい」「今は一人になりたい」といった小さな欲求を、いちいち「わがままかどうか」で検閲しない。小さな欲求を素直に扱えるようになると、大きな決断のときにも自分の本音がわかるようになります。

自分を大切にすると、なぜ人にも優しくなれるの?

自分を大切にすることが「人を後回しにすること」だと感じている方に、もうひとつ伝えたい話があります。それは、自分を純粋に大切にできている人ほど、自然と人のために動けるようになる、ということです。

たとえば、道を歩いていて、ゴミが落ちているのを見つけたとします。運が拾えると思ってゴミを拾う人もいれば、自分の心をきれいにしておきたくてゴミを拾う人もいるでしょう。そして、正直に言えば今日は体調が悪くて拾う余力がなく、次にそこを通る人に任せる、という選択をする人もいます。

どの選択をとっても、悪い気はしないはずです。運が拾えると思って拾うのも、心をきれいにしたくて拾うのも、自分のための選択です。そして、拾う余力がないから任せるという選択も、無理をせず自分を大切にしている、という意味では同じなんですよね。しかも、任せることで、次にその道を通る人にゴミを拾う機会を渡している、とも言えます。

つまり、どの行動をとっても、それをどう捉えるかは自分次第で、自分を大切にしながら同時に周りにも良い影響を与えることができるんですよね。自分を大切にすることが先で、人への優しさは後からついてくる。この順番を体感できると、「自分を優先すると人を傷つける」という思い込みが、少しずつほどけていきます。

「自分を大切にしなきゃ」と意識するほど、苦しくなるのはなぜ?

もう一つ、多くの方がはまりやすい落とし穴があります。それは、「自分を大切にしなきゃいけない」と、義務のように意識し始めることです。

これも構造としては、最初にお話しした「徳を積んだ方がいいことが起こりそうだから徳を積む」のと同じなんですよね。「自分を大切にした方がうまくいきそうだから、自分を大切にする」という考え方は、結局のところ、結果を先に求める得の発想に戻ってしまっています。それ自体が悪いわけではありませんが、義務感でやっている限り、心のどこかで「ちゃんとできているか」を採点し続けることになり、かえって疲れてしまいます。

1万人以上のセッションを通じて感じるのは、自分を大切にできる人ほど、実は「大切にしなきゃ」と意識していないということです。断る、休む、自分に聞く、素直な欲求を大切にする。こうした行動が、義務ではなく、ただの自然な選択になっている状態が、本当のゴールです。そこに至るまでは、意識してでも小さな選択を積み重ねていくしかありません。うまくできない日があっても、それも含めて自分を責めない。それもまた、自分を大切にする方法のひとつです。

まとめ:自分を大切にすることは、人を大切にすることの土台になる

自分を大切にする方法がわからなくなるのは、「自分を優先すること」と「人を大切にすること」を、対立するものとして捉えてしまっているからです。でも実際には、自分を大切にできている人ほど、自然と人のためにも動けるようになります。

徳を積もうとするより、まず自分も得、相手も得になる選び方をする。断る、休む、自分に聞く、素直な欲求を後回しにしない。今日からひとつでいいので、小さな選択を、自分を主語にして選び直してみてください。それを積み重ねた先に、無理なく人にも優しくできる自分が育っていきます。

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よくある質問

Q. 自分を大切にする方法がわからない原因は何ですか?

A. 「自分を優先すること」と「人を大切にすること」を天秤の両端に置いてしまっていることが、一番の原因です。この前提があると、自分を優先するたびに罪悪感が生まれ、方法を知っていても実行できなくなります。

Q. 自分を大切にすることと、わがままの違いは何ですか?

A. 自分を大切にすることは、自分も相手も得になる選び方をすることです。わがままは、相手の事情を無視して自分の都合だけを押し通すこと。自分を大切にできている人ほど、結果的に人にも優しくできるようになります。

Q. 自分を大切にする方法を、今日から始めるとしたら何をすればいいですか?

A. まずは、頼まれごとに反射的に「はい」と言う前に一呼吸置いて断る練習をする、疲れたら我慢せず休む、この2つから始めるのがおすすめです。小さな選択を自分主語で選び直すことが、そのまま自分を大切にする方法になります。

Q. 自分を大切にしなきゃと意識するほど苦しくなるのはなぜですか?

A. 「大切にした方がうまくいきそうだから大切にする」という考え方も、結果を先に求める発想になっているためです。義務感でやると心のどこかで自分を採点し続けることになり、かえって疲れてしまいます。うまくできない日も自分を責めないことが大切なんですよね。

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