ミカ「何とかなるさ」って軽く言える人、正直うらやましいです。私は先のことを考えると不安ばかり大きくなってしまって。



「何とかなるさ」と思えるかどうかは、生まれ持った性格の差だと思うよね。でも実は、目の前で起きたことをどう意味づけるか、その決め方の差なんです。



でも、準備もしないで「何とかなる」と言うのは、ただの現実逃避じゃないですか?



そこは大事なところで、順番が逆だと逃げになってしまうよね。やれることをやった上で、残りの不安に対して楽観的になる。この順番なら、前に進む力になります。
「何とかなるさ」と思える人は、根拠があって楽観しているわけではありません。むしろ根拠が無いまま、そう決めているだけなんです。この決め方さえ分かれば、不安が消えなくても前に進めるようになります。
ここでは、「何とかなるさ」と思える人と思えない人の違い、根拠のない自信との境界線、そして今日から考え方を切り替える方法をお伝えします。
「何とかなるさ」と思える人と思えない人は、何が違うのですか?
心理学では、ストレスに強い人が持っている感覚を「首尾一貫感覚」と呼びます。これは大きく3つの要素でできていて、「何が起きているか分かる感覚」「なんとか対処できる感覚」「この出来事には意味があるという感覚」の3つに分かれます。
「何とかなるさ」と思える人は、この3つ目、出来事の意味づけを自分でコントロールできるという感覚を強く持っています。逆に、思えない人ほど「起きたことの意味」を外側の基準(世間の評価、過去の失敗パターン)に委ねてしまっている傾向があります。
つまり違いは、才能でも経験の量でもなく、意味づけの主導権をどちらが握っているか、なんですね。
「何とかなるさ」は、根拠のない自信とどう違うのですか?


ここを混同すると危険です。「何とかなるさ」を「準備しなくていい」「考えなくていい」という言い訳に使ってしまう人がいますが、それは本来の「何とかなるさ」とは別物です。
本物の「何とかなるさ」は、やれることをやった上で、残りの不安に対して楽観的になるという順番で成り立っています。準備を放棄した楽観は、ただの無責任。準備をした上での楽観だけが、次に進むための力になります。
この違いは、後ほど「開き直りとの境界線」でもう一度詳しくお伝えします。
なぜ同じ出来事でも「何とかなる」と思える人と、不安に飲まれる人がいるのですか?
僕自身、ある時期から「自分に起こる出来事は、すべて自分にとっていいことしか起きない」と決めるようにしました。何が大事かというと、自分でそう決めたということ自体が大事で、そうと決めてしまえば、出来事の捉え方が全部変わっていくんです。
例えば、一緒に働いている人が疲れていてちょっとしたミスをしただけなのに、「自分の時だけちゃんとしてくれない」と受け取ってしまうと、相手のことを嫌いになり、自分自身のイメージまで下がって、どんどんネガティブな方向に入っていきます。同じ出来事でも、「今、疲れているだけなんだろうな」と意味づけを変えるだけで、そこから先の感情の流れは全く別のものになります。
無理にポジティブへ寄せる必要はありません。ただ、「いい意味づけを自分でしていく」と決める。それができると視界が開けて、人のあらゆる言動が気にならなくなっていきます。「何とかなる」も同じ構造で、先の結果を決めつけずに、自分にとって都合のいい意味づけを選び続けられるかどうか、それが分かれ目なんです。
「何とかなるさ」と思えるようになるには、何をすればいいですか?
過去に「何とかなった」記憶を、具体的に思い出す
大きな成功でなくて構いません。「あの時も不安だったけど、結果的にはどうにかなった」という記憶を、できるだけ具体的に思い出しておきます。記憶が具体的であるほど、次に不安になった時の支えになります。
「意味づけを選び直す」練習を1つだけする
出来事そのものは変えられなくても、意味づけは選び直せます。今日1つだけ、「悪い意味づけをしていたかもしれない出来事」を思い浮かべて、別の意味づけに言い換えてみてください。この練習を繰り返すと、意味づけを選ぶこと自体に慣れていきます。
準備できることは、先に片づけておく
「何とかなる」は、思考停止の言い訳ではありません。今の時点で準備できることは先に片づけておいて、それでも残る不確実な部分に対してだけ、楽観的になる。この順番を守ると、「何とかなるさ」が根拠のない開き直りにならずに済みます。
「何とかなるさ」と開き直ることと、無責任に逃げることの違いは何ですか?


見分け方はシンプルです。やれる準備をやり切った上での「何とかなるさ」か、準備を避けるための「何とかなるさ」か、そこだけを確認してください。
前者は、不確実な未来に向けて一歩を踏み出すための言葉です。後者は、今やるべきことから目をそらすための言葉になってしまっています。同じ言葉でも、その手前に何をしたかで意味がまったく変わるんですね。


不安を抱えたままでも決めたことをやり切る力については、別の記事「胆力とは」でも詳しくお伝えしているので、あわせて読んでみてください。
もし、今まさに先が見えない状況にいて、「何とかなる」と思いたいのに思えずにいるなら、無料の天職診断セッションで一緒に状況を整理することもできます。
「何とかなるさ」についてよくある質問
Q. 「何とかなるさ」と思える人は、もともと楽観的な性格なのですか?
A. 性格だけの問題ではありません。出来事の意味づけを自分で決める習慣があるかどうかの差です。この習慣は後から身につけられます。
Q. 「何とかなるさ」と思っていれば、準備をしなくていいのですか?
A. いいえ。準備を放棄した楽観は無責任です。やれる準備をした上で、残りの不確実な部分に対して楽観的になる、という順番が大切です。
Q. 「何とかなるさ」と思えない時は、どうすればいいですか?
A. まず、過去に「何とかなった」具体的な記憶を思い出してみてください。それから、今回の出来事の意味づけを1つだけ選び直す練習をしてみましょう。
Q. ポジティブに考えようとしても、無理に感じてしまいます。
A. 無理にポジティブへ寄せる必要はありません。「いい意味づけを自分でしていく」と決めるだけで十分です。決めること自体が、意味づけを変える力になります。
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