島田です。
SNSでは心理学を使った投稿が流行っているし、副業や起業をする上でも心理学の理解が重要だと言われています。
これまで20年以上脳科学や心理の世界、副業から起業の橋を渡ってきた僕も、確かにその通りだと思います。
また、時代的にも『心の時代』とも言われ、同時にコ○南(あえて変換ミスです)による閉鎖的な生活が、心の問題を大きくしており、様々な側面から心理学の受容も高まっていることから、誰しもが学ぶべき学問だと思います。
とはいえ、ではどんな方法で学習していくと良いの?そんな疑問が湧きますよね。
今回は、そんな多くの人が抱いている疑問にわかりやすく答え、勉強の方法から効果的な学習方法までお伝えしていきます。
心理学とは?知ってる?
心理学に興味がある、心理学が好き〜という人は多くても、そもそも心理学とは何か理解している人は少ないものです。
心理学についてはいろんな定義がありますが、まとめるとこういうことです。
「心理学」とは、
心を深く知り、理解することで、人を助けたり、よりよい社会をつくることに活かそうとする学問。
では、心とは何ですか?ってところまで深堀りしたくなりますが、その話はまた今度しますね。
心理学を勉強したいなら大学で心理学部?
真面目な人ほど多いのですが、心理学を学ぶとなったらやっぱり大学で心理学部を専攻するべき?通信大学?心理学に検定ってあるの?そう感じてる人も多いかもしれません。
心理学をあなたがどんな風に活用したいか?その答えによって大きく変わってきます。
心理学を学びに大学に行くメリットは、資格や経歴になることかなと思います。
逆に資格や経歴がなくても良い!という人にとっては大学で4年間心理学を専攻する必要はないとも言えます。
この部分については、後の方で書いていますのでチェックしてみてくださいね。
心理学を勉強するメリット
心理学を勉強する、学習する、心理学を人生に活用すると、知らない人に比べて10倍以上のメリットがあると断言できます。
下記から詳しく書いていきますね!
自己理解が深まる
実は20年以上対人支援のサポートをしていて、最も重要な気づきだったのが全ては自分を理解することから始まるということなんです。
多くの人は、『自分は人と話すのが苦手な性格』だと思っていたり、『あの人にイラついてしまう自分は性格が悪い・・』『周りに変な目で見られたくない』、『恋愛運がない』、『どうせ俺は一人で生きていくしかない』などと解釈してしまって
どうにか人とうまく付き合う方法や、一人でも余裕を見える方法に舵をきってしまいます。
本質はそこではなく、あなたが自分自身のことを理解できていないことが根本理由です。
心理学を学んでいくと、自然と自分のことを深く理解できるようになり自分の良さも苦手なこともわかってきます。
客観的に自分を見れるようになると、自分の活かし方、自分の本来の選択ができるようになってくるんですね。
他者理解が深まる
自己理解を深めながら、他者のことも理解できることが心理学の素晴らしいところです。
心理学とは、心を深く理解していくことですから、他者の感情や思考や行動がなぜ起きているのかを理解できるようになってきます。
それは行動を見てすぐにわかることもあれば、自然な質問をしてその感情(怒りや悲しみや楽しい)や考えや行動の意味を確認していくことで理解ができます。
それを心理技術といったり、心理手法と言ったりしてるんですね。
人間関係を楽しめるようになる
上記のように、自己理解・他者理解ができるようになると、人間関係がスムーズにいきそうな感じしませんか?
まさにその通りなんです。
人間関係がうまくいかない理由が、お互いの価値観を理解できていないことによる考えのズレが主ですので、心理学をマスターしておけばそのズレを調整できるんですね。
職場や学校だけでなく、家庭や友人関係などプライベートでも、人間関係の改善、さらに人間関係を楽しむことができます。
視野が広がり偏見・差別がなくなる
誰も好き好んで差別している人はいません。
人は、脳科学的に見ても100ある情報量の中の本の数%しか認識できない生き物です。
そんな自分に見えていない情報を理解できずに、『その考えはおかしい』『普通はそんなことしてはいけない』『社会的にどうなの?』と今までのあなたの経験からあなたが意図しないところでジャッジしてしまうんです。
これがね、自分を苦しめてしまうんですね。
ほんと僕も、この自分にとっての正義感というか信念が邪魔をして人間関係をうまく築けないことがあったので。
この状況を心理的盲点と言ったりします。
心理学を学習していくと、心の仕組みを理解して客観的に自分も他者のことも広い視点で見ることができます。
すると、怒りに近い感情を感じながらも、塞ぐのではなく自然とコントロールできるようになったり、受け止めてあげることができるようになったり、人や出来事にジャッジをすることがなくなってきます。
もちろん、最終的に自分はどうしたいのか?はあなたが選択するべきことですが、あなた以外の誰かの選択や考えを理解することができます。
無意識で抱えていた葛藤やストレスがなくなる
ジャッジがなくなるということを書きましたが、ジャッジがなくなると、自分自身が抱える葛藤やストレスがほとんどなくなります。
全てと言わないのは、新しいことに挑戦する時のストレスはまた別物であるし、ストレスはゼロがベストだとは言えないんですね。
ある研究結果でも、ストレスゼロよりストレスを適度に感じる方が人は生きがいを感じやすいことがわかっているからなんです。
9割以上の葛藤やストレスは、お金、仕事、人間関係、健康などありますが、このジャッジがなくなると全ての方向でなくなっていくことをお約束します。
まさに僕や僕の仲間、クライアントさんが実践者です。
家族や他人の悩みに向き合える
ここまで読んでくれたあなたなら、もうお分かりですよね。
心理学を学び勉強していけば、家族や大切な人、職場の仲間、友人などなどあらゆる人の悩みにあなたの力を発揮できます。
悩みを相談する人も、なぜか『あなたには話したい』、信頼できる人だから『相談乗ってもらえますか?』という会話が増えていくことでしょう。
信頼される人、人の痛みに寄り添える人は、当たり前ですが、人として素晴らしい人なのでそんな人が人生で幸せにならないわけがないんです。
え?人間的に優れていてもビジネスで成功してない人もいる?
そう感じる人も確かにいるかもしれませんが、心理学はもっと奥が深いです。
僕たちのビジネス=仕事は、誰に提供しますか?
あらゆるサービスの全てが、最終的に人に届くんです。
あなたが欲しい商品やサービス、あなたの大事な人やペットに届ける商品やサービス。
全て人に届けます。
つまり、対象とする人の心を理解できていれば、そのニーズに合わせた戦略や方法を使い仕事をしていくことができるんですね。
だから、ビジネス業界の営業の人、マーケティング(商品・サービスを知ってもらい届ける仕組みを作る人)、コンサル、経営者、起業家、さらには政治家まで心理学を学んでいるんですね。
心理学のメリットは凄まじいですね。
心理学を勉強するデメリット
ここまで心理学のメリットを書いてきたのですが、デメリットも伝えておきましょう。
え?デメリットある?と思った人もいるかもしれませんが、全ての物事にデメリットがないものは存在しないんです。
嘘偽りなく書いていきますね。
心理学は一生もの
心理学とは何か?
「心理学」とは、心を深く知り、理解することで、人を助けたり、よりよい社会をつくることに活かそうとする学問。
でしたね。
人の心は人の数だけあるように、人の心は奥深いです。
もちろん、人間の機能自体は歴史上大きく進化成長していないので、人のパターンの規則性は存在します。
その規則性や特徴を心理学を活用しながら、さらにその人個人に意識を向けていくことでより深みを感じることができます。
つまり、心理学を学び終えるということはなく一生深めていくものであり、あなたの成長を高めてくれるものです。
メリットなのかデメリットなのかよくわからなくなりましたが、心理学はずっと深めていくものなんです。
常に人を読もうとする心理
学んで理解していくのが楽しい時に起こりやすいことです。
人を常に読み解こうとする視点。
悪いことではないんですが、ラフな付き合いができにくくなり、常に自分以外の誰かの心理を読み解こうと色々考えてしまいます。
この時に人を見る目が養われることにもなりますが、『心理学を自分はわかっている』というスタンスで人を判断しようとすると、間違った使い方に進んでいきますので気をつけてくださいね。
あなたの在り方が周りを左右する
心理学を理解していくと、人を良い方向にも悪い方向にも導いてしまう可能性があります。
あなたの人としての在り方、周りにどんな影響を与えていきたいかであなたの関わり方は変わるでしょう。
人を導いていくのか、人を蹴落として自分だけが良くなればいいのか、この問いを常に自分に声かけていくことが大切です。
心理学を勉強するおすすめの方法
心理学っていきなりたくさんお金を払って学ぶべき?そんな疑問もあるかと思います。
ここからは、実際に心理学を勉強する上でおすすめの方法をお伝えしていきます。
書籍から学ぶ
心理学の本は、たくさんあります。
気になる書籍を購入してもいいし、図書館で検索してもいいでしょう。
どんな本がおすすめですか?と時々聞かれるんですが・・・
この答えは、実は今のあなたの状態に合わせる必要があるんです。
例えば、1冊目に心理学の技法が紹介された本を読んだとたら、間違いなく難しい・・・と感じますし挫折してしまうかもしれません。
それよりは、あなたが心理学に興味を持ったきっかけを大事にしましょう?
なぜあなたは心理学に興味を持ちましたか?
YouTubeでDAIGOの動画を見ていた?
人間関係で疲れて、どう接したらいいのかわからない?
自己肯定感が低いと感じていた?
HSP体質だと思う?
上記のどれかであれば、その内容があるタイトルでピンときたものを読んでみてください。
できれば読みやすそうなやつで、あなたが書いてる著者をいいなって思える人を選んでみましょう。
その中に書いてあることは、まず今のあなたに大切な一冊ですよ。
ちなみに心理学の本で人気のジャンルはこちらです。
経済心理学
最近特に人気ですよね。
僕たちの経済活動(何かを購入する)を人の心理や感情から読み解き、その特徴を売り手が活かしたり、時代の変化やニーズを理解していきます。
社会心理学
僕たちは社会の中で生きる一人です。社会心理学では、社会という枠組みを心理学という視点で読み解き、人間関係・ビジネス成功のヒントを抽出していきます。
犯罪心理学
いわゆるプロファイリングです、小説・海外ドラマで人気ですよね。
犯罪を心理学で読み解き、人分析をしたり犯罪防止に関して学びます。
発達心理学
人の成長過程には、肉体と心があります。
心の成長過程を知ることで、心の成長段階、何が欠乏しているかわかり、今の課題がわかったりします。
臨床心理学
病院やクリニックなど医療との関連が強い心理学です。
うつ病や不登校、パニック障害など、心の問題の解消に関心のある方におすすめの分野です。
元々僕は医療職でしたので、現場で実際に関わっていました。
認知行動療法、心理検査、カウンセリングなどの具体的な支援方法も学べます。
健康心理学
予防医学の分野から健康と心のつながりが最近重要視されていますね。
健康意識が高い人に人気の分野です。
単発のセミナー・講演会で学ぶ
この学び方は、あなたが書籍を読んで興味がある著者さんや、この心理学にとても興味があるという方におすすめです。
全国で単発セミナー・講演会をやっていたり、オンラインでzoomなどを使ってセミナーに参加ができます。
この場合、どの心理学を学べるのか?よりも自分や周りとの関係、コミュニケーションなどにフォーカスしており、主催者独自の心理学になっていることが多いです。
比較的、安い金額で受講できることも増えてきているので、参加しやすいですね。
通信講座で学ぶ
国家資格ではないけど、民間資格を取りたい人はおすすめです。
通信講座は、通信で学べるようにテキストや動画も綺麗に制作されている場合が多いです。
ただ、深い学びを得たい場合は、ちょっと考えてくださいね。
民間スクール・コミュニティで学ぶ
大学のように、時間とお金をかけていくまではないけど、集中して学びたい、学んで自分の人生に活かしたいという方にはおすすめな学び方です。
以前は、東京や大阪・名古屋・福岡など主要都市の開催で地方の人は参加が難しかったのですが、今はオンラインで受講できます。
実際に一緒に参加してる人たちと、その後の交流もできますので長い付き合いになる人とも出会えるかも。
ただ、ここ数年、民間スクールやコミュニティの費用がどんどん上昇している傾向があり、金額についてはしっかりご自身のお財布事情と相談してください。
例えば、心理学を学んですぐにビジネスに利用したい場合、ビジネスのサポートまで請け負えません。
今度はまたビジネススクールに入るのにお金を使ってしまう人も多く存在します!
そうやって、どんどんお金だけなくなっていくことで、心理学を学ぶ、自分を理解する・周りを理解するどころじゃなくなるパターンもよくあって・・・
僕はたくさん周りで見てきたのでしっかり考えて欲しいです。
大学で学ぶ
大学で心理学を学びたいという人は、真剣に本格的な心理学を学びたい人だと思います。
あなたは、心理学部で心理学を学んでどんな人生にしたいですか?
僕、看護師の経験もありながら、今の活動をしていますが、実際独立後の仕事に国家資格は全くと言っていいほど意味はありません。
さらに、独立起業して心理学を活用したビジネスをしている人の99%は、心理学の唯一の国家資格である公認心理師の資格は持っていません。
なので、あなたが独立起業をすぐにしたいというタイプであれば、大学で4年心理学を専攻することはベストな選択肢ではないかもしれません。
ただ、大学生ライフを楽しむことを前提に、どうせなら心理学部ならありかもしれません。
どちらにしても大学で心理学を専攻するメリットは、経歴と肩書きになると思います。
実際、国家資格とって仕事をするとなると、保健医療分野、教育分野、福祉分野、産業・労働分野、司法・法務・警察分野、大学・研究所、私設心理相談などで働くことができます。
逆に言うと上記のようなところで働く意志がない、雇われたくないなど今の時点で感じている場合は大学で学ぶ意義について考えることも大切ですね。
正直、現場で1万人以上の方と接してきた身としては、心理学を人と関わるために使う、ビジネスで活かすとなると大学で学べる内容は、現実で使えるとは言い難いかなと感じてはいます。
ただ、勉強しながら、日々活かしていけばそれは素晴らしい活かし方ができるとも思いますよ。
心理学を効率的に勉強するポイント
ここまで心理学を勉強するにあたっての視点や考え方について話してきました。
ここからは、どうせ心理学を勉強するならどうやると効率的なのかを説明していきますね。
今日から使えるし、色んなことに応用できるのでぜひ活かしてくださいね!
目的を持つ
心理学を学ぶ上で、そして何かを新しく始める上でこれは絶対に大事です!
目的を持たずに始めると必ずどこかで挫折します。
途中で行き詰まった時に、すぐに投げ出したくなってしまいます。
じゃあ、好きだから始めましたはダメなのか?
そんなことを聞かれたこともありましたが、『好きだから勉強してみる!』と言う目的を持っていると言うことなんですよね。
さらに言うと、あなたの言う『好き』とは、どういうところに好きだと感じたのか?この答えが目的になるはずです。
例えば、心のことをたくさん知れることが好きであれば、『心のことをたくさん知りたいから勉強する』と言う目的が生まれます。
さらに深めると、『たくさん心理学について勉強してどう使えたら最高?』のような質問をして、『困ってる人の本心を理解してあげたい、引き出せる人になりたい』と言う言葉が出てくれば、
心のことをたくさん知りたい、そしてその知識を困っている人の心を引き出すために使いたい!
と言う目的ができます。
当然、学習していく中で目的が変わることもありますが、それはアップデートされたと言うことなので成長している証拠ですよね。
まずは、弓を放つ的を明確にして、放ちましょう。
リスペクトする人から学ぶ
これも大切です。
あなたが学ぶ人を選ぶ時は、誰から学ぶかを大事にしてください。
人間の脳にはミラーニューロンと言う機能があり、自然と身近でみる人の真似をするんです。
だから、僕達は両親の特徴に似た仕草をしてしまうし、よく一緒にいる仲間の言葉が自然と出てしますんです。
だからこそ、あなたがこの人素敵だな、この人みたいになりたいな!そう思える人から学ぶことで、あなたは自然とそんな人になることができます。
なので、最初に情報をちゃんと知る、その人のことを知ろうとすることが大切です。
したいからやってる
はじめた当初は心理学を学びたくてやっていたのに、途中からやらないといけない、勉強しないといけない・・・
そんな負の状態に流れていくパターンはとても多いものです。
僕達の脳や心は、『しないといけない、やらないといけない』と言う言葉が入ると一瞬でパフォーマンスが低下します。
記憶力・集中力さらには幸福感も減少します。
自分自身が心理学を学びたい、心理学を理解して、自分も周りも理解して、さらには商品やサービスを売れる仕組みまで作れる人になる〜!!!
例えばの話ですが、そんなあなたのやりたい、楽しんで学んでる、そんなイメージを日々持てるように大事にしてください。
まとめ
ここまでお疲れ様でした!ボリュームのある記事なので最後にまとめをしていきますね^^
・心理学を勉強したいなら、大学以外の選択肢もたくさんある
・心理学を学ぶメリットは、
❶自己理解が深まる
❷他者理解が深まる
❸人間関係を楽しめる
❹視野が拡がり偏見・差別がなくなる
❺葛藤やストレスが軽減していく
❻家族や他人に悩みに向き合える
・心理学を学ぶデメリットは
❶心理学は一生ものである
❷常に人を読み解こうとしてしまう
❸あなたの在り方次第で心理学は悪用される
・心理学を勉強する方法は
❶書籍から学ぶ
❷セミナー・講演会で学ぶ
❸通信講座で学ぶ
❹スクール・コミュニティで学ぶ❺大学で学ぶ
・心理学を効率的に勉強する方法は
❶目的を持つ
❷リスペクトする人から学ぶ
❸したいからやっている
では、また!