島田です。
落ち込んでしまって悩んでます・・・
ネガティブな体質だから、いつもすぐに考え込んでしまうから、そんな自分が嫌われてるのかもしれない・・・
身体に違和感があって、うつなんじゃないか・・・
そんな悩みを持つ人が最近増えています。
結論から言うと、それは当然です。あなたが何か人と違ってそうなりやすいというわけではありません。
今回はなぜ、今落ち込みやすい人が増えているのか?そして、落ち込みやすさをどう活かすことができるのか?
個別の問題に答えるとより細かくなりますが、本質は何なのか?全ての答えに通じる部分を書いていきます。
気分が落ち込みやすい時代
あなたが落ち込んでしまう時ってどんな時ですか?
SNSの利用が当たり前になった今、投稿する側も、投稿を見る側も常に誰かと自分を比較して落ち込んでるって知ってましたか?
『え?そんなこと思ってません!!!』と反論したくなる人もいるかも知れませんが・・・
無意識のうちに僕らは、やっぱり自分と対比してしまうんです。
『こんなに自由に生きれてて羨ましいな〜』とか
『そんなにプライベートをさらけ出して何が面白いの?』とか
『私はいつもネガティブだから、こんなことできない』とか
『この人フォロワー増えてるのに私は増えない〜・・・』とか
感じた経験はありませんか?
さらには、発信する側が攻撃されることも増えてました。
当然、攻撃される側も攻撃する側も比較してしまうし、落ち込むし、凹みます。
SNSじゃなくても、僕たちは常に自分と自分以外の誰かと一緒に生活しているわけで。
やっぱり職場でも、自宅でも、参加してるコミュニティ内でも誰かと比較してしまってるんですね。
そして、比較してしまう数が増えれば増えるほど、自分以外の誰かに認められたい・認めてもらいたい、承認されたい欲求がどんどん溢れていくんです。
比較してしまう→承認して欲しいが強くなる→満たされずに気分が落ち込みやすい
これが今の現代病と言えるものです。
とはいえ、気分が落ち込むことは、実は悪いことではないんですよね。
気分の落ち込みや凹みは活かせる
落ち込んでる、凹んでいる。
これって具体的にどういうことなのかわかりますか?
そもそも、言葉の意味を明確にしておくことは、本質を理解する上でとても重要です。
落ち込んでいる、凹んでいるという状態は、自分が自分の自己評価を下げている状態だといえます。
ということは、落ち込まない・凹まないという人は、自分の自己評価が常に高いという状態になります。
自己評価が高いことっていいことじゃない?って思う人が多いと思います。
もちろん、良いことなんですよ!だけど・・・
常に自己評価が高いということは、自分の伸び代やさらに成長するポイントを認めて、改善していくことができないという可能性も秘めています。
自分は今のままで最高!自分の意見以外は正しくない!そんな偏った人間性になりかねないんです。
逆に、落ち込む人、凹む人は自分の自己評価が低いわけなので、自分がどこを成長させたいのか?どこが伸び代なのか客観的に見ることができてるんです。
だけど、同時に自分の良さや強みを認めることができていません。
成長ポイント・伸び代を、成長させようと行動できずに落ち込む・凹んでる時間が長くて立ち直れない状態になってる。
これがよく起きてるパターンです。
ということは、気分の落ち込みや凹んだ時は、活かそうぜ!ってことなんですね。
落ち込み・凹み癖がある人はレジリエンスを育む
では、落ち込んだ時、凹んだ時、どうしたらいいのか?
読んだ後すぐに、あなたが実践できるように書いていきますね。
そもそも、落ち込んでいい、凹んでいいってことは理解できましたか?
まずは、落ち込む、凹むをダメなことだと思わないことです。
レジリエンスの育み方
レジリエンス=適応力です。
落ち込んでも、凹んでも適応力を高めていけばいいんです。
よく落ち込みがちな人は、メンタルが弱いという表現をすることがありますがそれは違います。
メンタル=思考と経験の回数です。
つまり、経験をしっかり思考して、メンタルが強化されていくと、自ずとレジリエンス(適応力)も育ってるということなんですね。
①しっかり落ち込む
まずは、しっかり自分自身が落ち込んでいることを感じてください。
誤魔化して、知らないフリするのが一番長引きます。
そして、落ち込んでいいってことを許可だしてください。
『めっちゃ私、落ち込んでる〜』って声に出してみるとしっかり認識できますよ。
②落ち込んでる、凹んでるでOK!
次に、落ち込んだことに気づけている自分を評価してください。
『何をそんな生ぬるいこと言ってるの?』って時々言われますが、軽く考えてはいけません。
多くの人が、この時点で落ち込んでる自分を否定しようとするからです。
『落ち込んでることに気づけてる。良い感じ!』これ言いましょう。
ここまでの①②がメタ認知と言って、自分を俯瞰視する行動になります。
③何が起きたのか理解する
最初の方で書いた通り、落ち込んでいる・凹んでいるという状態は、自分が自分の自己評価を下げている状態でした。
自分が自己評価を下げてる部分にこそ、伸び代、成長ポイントがあるんでしたね。
何が自分の自己評価を下げたのか、しっかりここで分析しましょう。
多くの人は、ここでただ漠然と落ち込むだけで次どうすべきか考えないので、また同じことを繰り返しますし、経験値を生かせずに自分の評価を自分で下げ続けているんです。
『何が納得いかなかった?』『何が嫌だと感じた?』『何が自分ダメだって感じた?』しっくりくるものをこの中から選んで答えてみてください。
そこにあなたの本心があります。
④良かった部分はなかったか
多くの人が全否定してしまいがちですが、本来100%ダメってことはありません。
気になった嫌な部分が強く出てるから、プラスの面、できた部分に気づけてないだけなんです。
必ずあなたができた部分があるので、良かった部分をしっかり見つめてください。
それは、あなたの良さなので続けていけるはずです。
⑤次はどうする?
ここまできたら、次にどう活かすのか明確にしましょう。
次は、どんな行動をする?どんな所を意識してやってみる?それがわかると次のチャレンジが怖いよりも楽しみになっていきます。
これが本当の意味で経験を価値に変える行動であり、メンタルの強化、レジリエンスを育むことにつながります。
振り返りの質が上がる
ここまで書いてきた、レジリエンスを育む行動は毎日活用できます。
毎日今日の振り返りをして、毎日なりたい自分に軌道修正していけば、自然と理想の自分に変化しています。
これって、努力?それともただ、毎日を大切にしただけ?
どう捉えるかは、あなた次第ですが、割と簡単だと思いませんでしたか?
落ち込みがちなあなたはいつも、チャンスを理解できてるし、チャンスを活かせる人なんです。
ぜひ、凹んだ時、落ち込んだ時を大事にしてあげてくださいね。
まとめ
気分の落ち込みや凹んだ経験の考え方、次に活かす方法、レジリエンスの育み方について書いてきました。
最後にまとめていきますね。
・そもそも今はSNSの影響で、比較が常に生まれるため落ち込みやすい時代
・僕たちは常に無意識で誰かと自分を比較してしまっている
・落ち込んでいる、凹んでいるという状態は、自分が自分の自己評価を下げている状態
・落ち込まない・凹まないという人は、自分の自己評価が常に高いという状態
・伸び代や自己成長を考えたら、落ち込むことで伸び代や成長ポイントを理解できる
・レジリエンス=適応力であり、落ち込んでも・凹んでも適応力を高めていければいい
・落ち込む人は、メンタルが弱い訳ではない
・メンタル=思考と経験の回数
・経験をしっかり振り返りして、メンタルが強化されていくと自ずとレジリエンス(適応力)も育ってる
・メンタルを強化しレジリエンスを育む方法は、❶しっかり落ち込む❷落ち込んでる自分にOK❸出来事の意味を理解する❹良かった部分はなかったか?❺次はどうする?を計画する