島田です。
自分らしい人生を生きる、幸せな人生にする、仕事で成功する、家族との時間を大切にする、全てに必要な要素があなたが健康であることです。
健康を維持する要素に必要不可欠なのが睡眠であり、夜しっかり眠ることです。
そんなことは誰もがわかっていると思っているでしょうが、どれだけ寝不足が危険で、睡眠不足がどんな症状や影響を起こすのか答えれる人は多くありません。
今回の内容を理解し、毎日意識してみてください。時間を大切に使うことができるようになります。
YouTubeで寝不足が危険な理由を視聴する
動画で要点を話しています。そして、こちらの記事では動画で話していることと、追加でさらに詳細に書いていますので、チェックしてみてくださいね。
寝不足ってどんな状態?
寝不足は、あなたが十分な睡眠をとれていないと感じている状態のことです。
睡眠時間が何時間とれているかだけでなく、睡眠の質が高いかどうかも重要です。
寝不足の多くの場合で、体調に影響が出るため実感している人は多いかと思います。
寝不足のサイン
もし、睡眠不足なのか判断がつかない場合は、下記のチェック項目で確認してみてください。
・目覚めが悪い
・日中も眠気が続く
・頭がボーッとしている
・体がだるい
・やる気が出ない
・イライラしやすい
・太りやすい
睡眠負債ってどういう意味なの?
睡眠負債という言葉が最近よく使われるようになってきました。
これから頻繁に使われる言葉になると思うので、あなたも理解しておいてください。
適切な睡眠時間が7時間の人が4時間しか眠れていない場合、10日間で30時間の『睡眠負債』を抱えることになります。
日本人の睡眠が危険
※出典(nippon.com)
2021年発表の世界の睡眠時間を見てみてください。過去もそうでしたが、日本は常に最下位なんです。
みんな頑張ってる・・・のに、給料も上がらず、睡眠は最低。もうどうなってんねんって感じですよね。
なぜ、寝不足が危険なのか?ハーバード大の研究
ここについて、ハーバード大学の研究チームが論文を出しているんですね。
要点をまとめると、深夜になるとネガティブな感情がより高まりやすいというもの。
深夜にネガティブになりやすい理由は?
人の心や体は24時間に合わせた、自然な活動周期に従っていて、感情の動きにも周期が存在すると言われています。
その周期を見ていくと、夜中から朝6時までの自殺のリスクが、他と比較して圧倒的に高いという研究結果があります。その差は3倍。
特に午前3-4時が最も高くなっているようです。
つまり、真夜中には感情の周期的にネガティブになりやすく、実際にその影響が出ているということですね。
夜中に暴飲暴食になりやすいのはなぜ?
同時に真夜中に起きていると、空腹で暴飲暴食してしまいがちになるのも。あなたも経験しているかもしれません。
起きてるからお腹空くよね!というのもそうなのですが、実は別の理由があります。
それは、先ほどの感情の周期で、ネガティブになりやすく感情が整っていないから制限ができなくなってしまうというのも一つ。
もう一つが、実は夜中は瞬時に行動できる本能があるということなんです。
どういうことかと言うと、古来から、夜は無防備で危険と隣り合わせだったことから本能的に襲われたらすぐに反応できるよう備わっている機能なんです。
昼型と夜型ではどう考える?
夜型の人はどうなの??と言う質問もよく受けます。
夜型の人は、基本の周期から夜型の周期に変化していると思います。
なので、夜に仕事したり、集中できることをやってる人も多いことでしょう。
夜型の人は、フリーランスや時間の使い方が自由な起業家などに多いと思います。
もし、昼間も働いていて夜型の生活を送ってる人は、基本周期のまま睡眠を削っている状態になっていると思うので特に注意してください。
睡眠とホルモンの変化からみると
周期と一緒に夜中には夜補充すべきホルモンが分泌されています。
セロトニン
幸せホルモンと言われるセロトニンは睡眠中に分泌されます。
セロトニンの機能は
・頭をスッキリさせる働き
・心を目覚めさせる働き
・自律神経を整える働き
メラトニン
美と睡眠のホルモンと言われるメラトニンも睡眠中に分泌されます。
メラトニンの機能は
・睡眠を誘発する
・抗酸化作用
・体内リズムのコントール
成長ホルモン
人の身体の成長や回復の過程に必要不可欠なものが成長ホルモンです。
幼少期は、身体の成長を促すホルモンとして主に活動しますが、大人になってからも役割があります。
・タンパク質合成の促進作用
・身体の修復・疲労回復
睡眠負債によるさらなる悪影響
まだまだ、寝不足による睡眠負債は身体に悪影響を与えるんですよね。
もう、今日は全て悪いところは出し切ります!
さまざまな病気を誘因する
ここまで書いてきたように、感情の不安定さや暴飲暴食を誘発してしまうリスク、体内リズムへの悪影響も理解できましたね。
ホルモンの分泌にも影響を与えます。
これらが毎日起こることで、本来人間に備わった体を修復し整える機能が有効に活動できず、脳や心臓、その他臓器へ影響を与える可能性はあなたも想像ができるはずです。
実際僕が大学病院で看護師をしている時も、多忙などによる睡眠不足が続いている患者さんは多かったです。
考えることができない、スピードが遅くなる。これも経験している人も多いと思います。
人の話を集中して聞き取れないし、理解して、あなたが話すという流れもスムーズにできなくなります。
仕事や人間関係、学習にも影響が出ますよね。
脳内の神経も休まないと、リフレッシュできませんね。
体重が増えやすい
最初の方でお話しした通り、寝不足は暴飲暴食になりがちなので、甘いものが欲しくなる傾向があります。
食欲を増進させる『グレリン』と言う物質が増えて空腹感が強くなり、満腹感を得られるホルモン「レプチン」は減少するため、より強く食欲が増進しやすくなります。
この状態で食欲を我慢するのは本当に辛いので、睡眠で食欲もコントロールしたいですよね。
体臭がきつくなる
不規則な生活は、皮脂の分泌が増える、アンモニアなどの悪臭の原因となる物質がたくさん汗に含まれるので、体臭がキツくなりがちです。
ストレスが、加齢臭の元になる物質を増やすこともわかっており、睡眠不足はあらゆるところからきつい体臭を強めてしまいます。
まとめ
最後にまとめをしていきましょう。
寝不足=睡眠不足は、睡眠負債の状態となり、暴飲暴食・ネガティブ感情・ホルモンの変化などにより、心と身体にダイレクトに影響します。
日本人の睡眠は世界で一番少なく、日中のパフォーマンスにも影響している可能性が高いです。
睡眠を大事にしながら、心と身体と整え、あなたがなりたい自分になるために時間を使っていきたいですね。
今日も、ありがとうございました。