今日は喫煙者のあなた、もしくは近しい関係性の方が喫煙者で禁煙したいな、本当はもう辞めたいのに・・・
と思っている方に朗報です。
心理操作にもってこいな、今すごく話題になってるアイディア商品の紹介。
さらに、なぜタバコが辞めれないのか、多くの人がどんな間違った理解をしているのか?4つの視点と対策を心理学的観点から書いてみました。
最後まで読んだら、あなたのタバコとの付き合い方が変わります。
喫煙率を下げてしまう画期的な心理操作
もう、早速結論からいってしまいましょう。
人は、自分にとって良いなと思うものよりも、自分にとって悪い影響を与えるものの方が、強く印象に残ります。
それは人間が、生きることに悪影響があることは排除したいと感じる本能的に備わった機能なんです。
つまり、自分に痛みやネガティブな出来事が起こることは、避けたいと思う本能があるんですね。
そこで、今回開発されたアイディア商品がこちらです。
開発されたと言っていいのか・・・
喫煙者のあなたも、喫煙するたびにグサグサと自分の肺に違和感を感じる肺皿ですね。
これだけ、ダイレクトに視覚化されると、心理的にもすごくネガティブな印象を抱きやすくなるため、効果は抜群だと思います。
喫煙者の喫煙率はどうなってる?
そうそう、ちなみに今回このアイディア商品から喫煙率がどうなってるのか気になったので調べてみました。
当然、喫煙者には肩身が狭い社会になってきているので、喫煙率は下降傾向です。
2019年の調査では、成人の喫煙率は、
全国成人喫煙率 男性27.1%、女性7.6%、男女計16.7%(2019年)
男性は、1995年以降20歳~60歳代で減少傾向
女性は、2004年以降ゆるやかな減少傾向
と、少しずつ減少していってるようです。
喫煙の影響とは?なぜタバコを禁煙しろと言われるのか?
もう、みんなわかってることでしょうが、そもそも人の体に必要がないものを体の中に取り込んでいると言う時点で良い影響があるわけがないですね。
肺はもちろん、がんのリスク、血管系の障害のリスク、依存性のリスクなどなどあなたもわかっていることでしょう。
そうそう、わかってるのに辞めるのが難しいんですよね。
なぜ喫煙者は禁煙できないのか?
実は喫煙者が禁煙できないのは、僕らのようなコーチング業界、心理技術を使ってカウンセリングしていく業界でよくある悩みと同じなんです。
あ、もちろん禁煙しない人もいるのでしたいのにできない人とは区別する必要がありますね。
禁煙外来が開設されているほど、禁煙は難しいとも言えることなんですが、僕からすると禁煙をすることは、禁煙外来に通わなくても確実にできます。
禁煙できない理由は習慣化
禁煙できない一番わかりやすい理由は、依存症状と言うよりも、習慣化しているということです。
僕らは毎日の90%以上を今までの習慣で生きています。
だから、タバコを吸う人は、日常生活でタバコを吸うことが当たり前なんです。
禁煙をはじめると、その当たり前が崩れるので、違和感を感じ、すぐに元に戻りたくなるんですね。
これを認知心理学では、コンフォートゾーンに戻ると言います。
人間は、今の現状維持が一番安全だと決めつける本能が備わっていて、何か新しいチャレンジをしても、三日坊主になってしまう由来は、このコンフォートゾーンが働いているということなんです。
禁煙できない理由は環境
あなたがもし喫煙者であれば、あなたの周りには必ず一緒に喫煙をする人や喫煙をしやすい環境があるはずです。
実は、無意識でそのような環境をあなた自身が作り上げてるんですね。
だから、一時的に禁煙していたとしても、飲み会の席で『いいじゃん。今日は吸っちゃおう!』みたいな話になってまた喫煙してしまう・・・ということがあるんです。
さらに、喫煙するのが当たり前な人たちが近くにいるので、そもそも禁煙しよう!!!って決断することもそうそうないわけですよね。
逆に、例えば結婚や妊娠を気に完全に禁煙できたり、友人ががんで亡くなったの気に禁煙できたりと、きっかけさえあればいつでも誰でも禁煙できてしまう現実もあります。
禁煙できない理由はストレス解消法と間違ってる
・タバコを吸うと落ち着ける
・タバコを吸うと怒りが抑えられる
・タバコを吸うとアイディアが湧く
こんな話をしてくれる人もいます。話してくれている人がそう感じてるんであれば、それは本当でしょう。
なぜそう感じるのかというと、
タバコを吸うことによって、有害なものが身体の中に入り、特にニコチンの影響で快楽ホルモンであるドーパミンが大量に分泌されます。
匂いの作用もあるので0.1秒で脳に到達します。
このニコチンの作用は直後は良いように感じますが、すぐに消失してしまいます。
でも、快楽ホルモンのドーパミンは、以前ジャンクフードのところでも書きましたが、『もっともっと欲しい』という底なしの依存につながります。
一度得た快楽は忘れられないですからね・・・
この気持ち良さが、タバコ=体には悪いかもしれないけど、自分にとって良い影響を与えてくれてるものだ!!
という、間違った答えを生み出します。
実は、これは認知心理学の側面から言うと、一種の『暗示』、『アンカリング』と言えます。
このアンカリングを1日何回も暗示をかけるように繰り返してるから、やめたいのにやめれないんです。
逆にこのタバコに似た作用で、脳や心・身体に良い影響を与えるのが、今話題のアロマですね!
自分の心地よい状態を自分で意図的に作り出すことができます。
重要なことは自分がどんな人でいたいか?
いろんなやめられない理由を書いてきましたが、一番重要なことはあなたがどんな自分でいたいか、どんな自分で生きたいか?
これが大切です。
あなたが喫煙者として生きると、健康寿命は短くなるかもしれないし、
環境にも多少影響があるし、喫煙に使ってるお金を別の大切なものに使えるかもしれないし、
喫煙してる時間を別のことに使えることもできるかもしれません。
だけど、あなたがそれでも喫煙して生きる!!であればそれでも良いと思います。
いやいや、自分は、健康に長く生きて、一回限りの人生に悔いを残したくないし、
もっと税金ばかりのタバコじゃなくて趣味や旅行やおしゃれや自分の成長にお金を使いたいし、
もっと自分の命の時間を大切に使いたいから、喫煙してる場合じゃありません。
という人になりたいのであれば、もう喫煙する理由はありません。
喫煙が辞められない人でも目的が明確になれば禁煙できる
人は、目的が明確になれば、必要ないものは捨てることができるように設計されています。
逆に目的がなければ、今のままで、良くはないけどしょうがないと判断してしまうんですね。
喫煙がなぜ辞めれないのかがわかった今、あなたがどう判断するかがあなたの人生を決めまることになりますから、一度考えてみてくださいね。
まとめ
では、最後にまとめをして終わりますね。
・肺皿というアイディア商品を紹介しました。肺にリアルに灰がたまるというのは、危機回避したいというイメージング効果があり、おすすめ!
・喫煙率は、2019年の調査で全国成人喫煙率 男性27.1%、女性7.6%、男女計16.7%
・禁煙ができない理由は、習慣化、環境、間違ったストレス発散法、自分がどんな自分でいたいか。この4つを理解して、新たな自分で進み出すことが鍵になるということ
・人は目的があれば、無駄なことを排除することができる!
あなたやあなたの大切な人に何かきっかけになれたら嬉しいです。
今日も感謝です。