タカ質問力を上げたくて本を読んだり研修を受けたりしてるんですけど、いまいち変わった気がしないんですよね。



私も5W1Hとか意識してみたことあるけど、なんか質問がぎこちなくなっちゃって。



それ、実はすごくよくある壁なんですよね。質問力って、型を覚えるだけでは上がらないんです。1万人以上の方とセッションしてきて見えてきた「型より先に必要なもの」、今日はそこから一緒に整理していきますね。
質問力を上げるには、5W1Hやオープンクエスチョンといった「型」を覚えるだけでは足りません。型の前に、相手の中にある答えを引き出そうとする姿勢そのものを整える必要があるんですよね。ここでは一般的なテクニックの整理に加えて、僕が1万人以上のコーチングセッションで見てきた「質問力が本当に育つ人と育たない人の違い」まで、一次情報を交えてお伝えします。
質問力とは?そもそも何を指す言葉なのか
質問力とは、相手が本当に考えていることや、まだ言葉になっていないことまで引き出す力のことです。


「わからないことを聞く力」だと思われがちですが、それだけでは半分です。もう半分は、相手自身もはっきり意識できていない考えや感情を、質問を通じて一緒に言葉にしていく力。単なる情報収集のスキルではなく、相手の理解を深めながら信頼関係も築いていく、コミュニケーションの土台になる力だと僕は捉えています。
質問力を上げるにはどんなテクニックがある?
代表的なのは「オープンクエスチョンとクローズドクエスチョンの使い分け」と「5W1Hで整理する」の2つです。
クローズドクエスチョンは「はい/いいえ」で答えられる質問で、事実確認や初対面の場を和ませるのに向いていますね。オープンクエスチョンは「どう思いますか」のように相手に自由に語ってもらう質問で、深い情報や本音を引き出したいときに使います。最初はクローズドで距離を縮め、徐々にオープンに広げていくのが基本の流れですね。ここに「いつ・どこで・誰が・何を・なぜ・どうやって」の5W1Hを組み合わせると、聞き漏らしがぐっと減ります。質問が上手い人を観察して真似てみるのも、実践的な練習方法としてよく紹介されていますね。
テクニックを覚えても質問力が上がらないのはなぜ?
型だけを覚えても質問力が上がらないのは、質問する側の「聞く姿勢」がそのままだと、型が表面をなぞるだけで終わってしまうからです。
僕がよく伝えている例え話があります。一流の建築家は、依頼主に「どんな家に住みたいですか」とは絶対に聞かない、というものです。なぜなら、依頼主のほとんどは漠然としたイメージしか持っていないから。プロの建築家は、その代わりに未来の家族構成はどう変わりそうか、日頃の暮らしの中で何に困っているか、どんな時間を大切にしたいか、といったことを丁寧に質問していきます。そうやって依頼主自身もまだ言葉にできていない暮らしのビジョンを、一緒に輪郭にしていくんですよね。
これは日常の会話でも同じです。「わかった風」で終わらせず、細部まで質問して曖昧なままにしない。この姿勢がないと、どれだけオープンクエスチョンや5W1Hを覚えても、質問が表面的な情報収集で止まってしまいます。
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質問力が高い人は何をしているのか?5つのポイント
質問力が高い人には、共通して意識している5つのポイントがあります。
まず①相手に興味・関心を持つこと。義務的に質問しているうちは、どんな型を使っても相手には伝わってしまうものです。次に②相手の観点を理解しようとすること。自分だったらどう考えるかではなく、相手がどんな景色を見ているかを想像しながら聞きます。そして③自分の判断基準をいったん脇に置いておくこと。「普通はこうだろう」という前提を持ったまま質問すると、相手はその前提に合わせた答えしか返してくれません。さらに④認識をすり合わせること。たとえば「なるべく早く」という言葉ひとつとっても、人によって思い浮かべる時間軸はまったく違います。ここを確認せずに進めると、あとで大きなズレになって返ってきます。最後に⑤『いまここ』に集中すること。次に何を聞こうか考えながら話を聞いていると、相手の言葉の中にある一番大事なサインを聞き逃してしまうんですよね。
この5つのうち、僕が現場で一番つまずきやすいと感じているのは③の「自分の判断基準を置いておく」です。多くの人は、質問しているつもりで、実は自分の中にある答えの候補を確認する作業をしてしまっています。
質問力と傾聴力はどう繋がっているのか?
質問力は、傾聴力とセットで初めて機能します。聞く力を段階で表すと、話の要点を理解できるレベルの先に、話の背景や理由まで理解できるレベルがあり、さらにその先に「聞きながら自分の理解不足に気づき、不明な点を質問してズレを埋められる」レベルがあります。


つまり、良い質問というのは、あらかじめ用意した質問リストを順番に読み上げることではなく、相手の話を聞きながらその場で生まれてくるものなんですよね。傾聴が浅いと、質問はどうしても事前に用意した台本通りになってしまいます。逆に言えば、質問力を鍛えたいなら、質問そのものより先に「相手の話にどれだけ集中して聞けているか」を見直すほうが近道になることも多いです。
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今日から質問力を鍛えるには何から始めればいい?
一番手軽に始められるのは、次に誰かと話すときに「わかった風」で流していないか、自分に問いかけてみることです。
相手が話し終えたあと、頭の中で要約できるかどうかを試してみてください。要約でつまずいた部分こそ、実は理解が曖昧なまま流してしまった箇所です。そこを掘り下げて聞き返すクセをつけるだけで、質問の質は少しずつ変わっていきますよ。あわせて、質問する前に「自分は今、相手の答えを予測していないか」と一呼吸置く習慣も効果的です。予測を手放した状態で聞けたとき、初めて相手からこちらの想定を超えた答えが返ってくるようになるんですよね。
質問力は、性格や才能の問題ではなく、聞く姿勢の積み重ねで誰でも伸ばしていける力だと僕は思っています。ひとりで振り返るのが難しいと感じたら、抱え込まなくて大丈夫ですからね。無料の天職診断セッションでは、あなたが普段どんな聞き方・話し方をしているかも含めて、一緒に整理するところから始められます。
よくある質問
Q. 質問力を上げる一番の近道は何ですか?
A. テクニックを覚える前に、相手の話を「わかった風」で終わらせず、要約できるレベルまで理解しようとする姿勢を身につけることです。傾聴が深まると、質問は自然と的確になっていきます。
Q. オープンクエスチョンとクローズドクエスチョンはどう使い分ければいいですか?
A. 初対面や事実確認の場面ではクローズドクエスチョンで答えやすい流れを作り、相手の考えや本音を引き出したい場面ではオープンクエスチョンに切り替えるのが基本です。会話の距離感に合わせて調整してください。
Q. 質問力が低いと感じる人に共通する原因は何ですか?
A. 自分の中の判断基準や予測を持ったまま質問してしまっていることが多いです。「普通はこうだろう」という前提があると、相手はその前提に沿った答えしか返しにくくなります。
Q. 質問力はビジネス以外の場面でも役に立ちますか?
A. 役に立ちます。家族やパートナーとの会話でも、相手がまだ言葉にできていない気持ちを引き出す力として同じように使えます。人間関係全般の土台になる力です。
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