島田です。
ドクター・ジョン・F・ディマティーニさんに興味がある、またはあなたが好きなら、この本は絶対に理解しておく必要があります。
それが今回紹介する正負の法則です。こちらの本は、元々ディマティーニ博士が日本で初セミナーを開催した内容が網羅された本になります。
つまり、内容はセミナー丸ごと一本分、金額にすると30万以上の価値があると言ってもいい内容です。
しかも、翻訳が本田健さんですからね〜!!!
ただ、はじめて読むと難しい・・・そこで今回は書評と併せて最重要ポイントを理解できるように、わかりやすい言葉を使って網羅していきたいと思います。
正負の法則という著書から学べることは何か?
この本ではとても多くの気づきを得ることができます。
ただ、それだけだとわかりにくいし、『早く読みたい』というワクワクが湧き上がってこないですよね。
なので、結論から言います。
この本で学び得れることは
・あなた自身が素晴らしい存在であることを実感できる
・あなたの中に秘めた大きな潜在能力があることがわかる
・今までの自分の殻を破る(ブレイクスルー)体験
上記を、読み進めること、ワークを行うことで体感していくことができる。そうこの本の前書きに記載されています。
この時点で、興味が湧いた人がこの本を読んでみるといいと思います。
そして、自己啓発系の本には必ず上記と同じような言葉が引用されているものですが、この本は、現実的に活用できるメソッド(方法・手法)の紹介と実例があります。
正負の法則の著者と翻訳者の経歴
知らない人が少ないとは思いますが、せっかくなのでこの本がどんな人が書き、どんな人が翻訳しているのかを伝えておきます。
本を読む時に意識した方がいいことが、どんな人の本を読むのかを理解しておくことです。
そうすることで、著書と会話しながら読むことができます。
これは、元フォレスト出版編集長、伝説の編集者と言われる長倉謙太さんから学んでいた時に言われた言葉です。
あなたもぜひ、活用してみてくださいね。
そういえば、ディマティーニ博士の来日や、ディマティーニメソッドの日本への浸透、本田健さんの活躍、これらにつながる全てが当時のフォレスト出版でもありますね。
すいません、脱線しました。話を戻しましょう。
ディマティーニ・インスティチュートの創立者。学習障害というレッテルから、出会いにより自分の可能性を信じる生き方へ。カイロプラクティックのドクターとしてキャリアをスタートし、「普遍的原則」を探求する過程で、200以上のさまざまな学問分野を学び、ディマティーニ・メソッドを開発。世界的ベストセラー『ザ・シークレット』に「現代の哲人」として登場する。現在、国際的な講演者および教育者・ヒーラーとして、世界各国を飛び回り、啓発に満たち物の見方、人間性に対する深い洞察、実践的なメソッドによって、世の中に光を当てている
神戸生まれ。経営コンサルタント、投資家として30歳前から子育てに専念するためセミリタイヤ生活を送る。その期間に描いたビジョンから、作家としての活動をスタート。お金と幸福度、ライフワークなどをテーマに活動し、ユダヤ大富豪の教えを含むヒット作を連発し日本を代表するビジネス書作家として活動中、現在世界での出版、講演と活動の幅を拡大していっている
正負の法則の目次で全体像を掴む
目次を見るとおおよそどんなことが書いてあるかわかります。
内容説明
この法則に従うとあなたの夢はかなう。なぜ嫌なことばかり起こるのか?夢を実現させるためのパワフルな法則とは?本当にやりたいことを見つける方法とは?全世界数百万人の人生を変えたディマティーニ・メソッドのすべて。
目次
第1章 人生の本質
第2章 夢を生きる
第3章 正負の法則
第4章 思いやりのある人間関係を築く
第5章 天性の才能に気づく
第6章 夢の構想―信じることは見ること
第7章 夢の実現―創造の青写真
第8章 夢の完成―完全な円
第9章 本当の自分に目覚める―ディマティーニ・メソッド※紀伊國屋書店websiteより抜粋
しまちゃんむむむ、抽象度が高すぎて難しいですね・・・
正負の法則最重要ポイントは?
そろそろ、本題に入っていきましょう。深く広いこの著書ですが、結局重要なポイントはなんなのか?
まとめていきましょう!
正負の法則が常に共存している
はい、いきなり本のタイトル来ました!ついでに『共存』・・・難しく感じるかもしれません。。
が、わかりやすく解説していきますね。
シンプルに言うと、
あなたの目の前に起こる全ての出来事には、プラス面とマイナス面が同時にあるということです。
・光↔︎影
・ポジティブ↔︎ネガティブ
・陰↔︎陽
・成功↔︎失敗
・優しさ↔︎厳しさ
・出逢い↔︎別れ
・自己満足↔︎自己険悪
このように、あらゆることにプラスと思える面、マイナスと思える面が存在します。
多くの場合、人は本能的にネガティブな方向が目につきやすいです。
僕もそうでした。
人見知りで人と話すのが苦手でしたし、せっかくたくさん時間をかけて勉強しても人前で話すチャンスを掴めそうでも、逃して来ました。
看護師の時もたくさん勉強し、医療業界ではいろんな成長や結果を出せたけど、ふと医療業界じゃない世界をみると、全く無知な自分を知りました。
若くして経済やビジネスについて知識や経験値をたくさん持っている方を見て完全に挫折しました。
そんなネガティブに感じる状況も、その経験ができたから、自分と同じように困っている人の気持ちを理解することができました。
コーチングを学び、クライアントさんに提供し、音声やYouTubeで自分の言葉を届けることができるようになりました。
看護師しかやったことがなくても、医療の現場にいたからこそ感じていた医療の矛盾に気づけ、人を観る視点に長けている自分を感じることもできました。
看護師以外のビジネスもたくさん経験することができ、独自の視点と経験値を評価されることにつながりました。
今となっては全てのネガティブに感じた出来事がありがたい気持ちでいっぱいです。
このように、僕たちはその時はネガティブさしか感じない出来事の中にも、必ずポジティブな面が同じ数だけ存在することに気づくことができます。
気づくことができれば、受け取って行動につなげていけばいいんです。
結果的に、苦しかったことや挫折が人生をより良くしてくれることを後で実感できるでしょう。
ディマティーニさんはこの状態を、世界は常にバランスしている!!と表現しています。
磁石にようにプラスとマイナスはいつもセットで引き寄せ合うんです。</p></div>
正負の法則で明かされたグレートディスカバリー
グレートディスカバリーとは、世紀の発見、大きな発見という意味です。
ディマティーニ博士が正負の法則でそのことについて触れています。
ディマティーニメソッドの中にも出てきますし、シンクロニシティという言葉が好きな人にも馴染みがある内容です。
シンクロニシティとは、意味のある偶然の一致という意味です。
量子物理学が好きな人は、偶然ではなく、必然だよね!!って感じるかもしれません。
ディマティーニ博士のグレートディスカバリーとは
では、それは何なのか?
例えば、あなたは過去に、失恋した経験はありますか?
失恋した時って、相手がしてくれた優しさや思い出が浮かんでくることもあるでしょう。
そんな落ち込んでいるあなたに、必ず誰かが優しさを与えてくれたはずです。
優しい言葉をかけてくれたり、一緒に時間を過ごしてくれたり。
そして、癒しの音楽が助けてくれたり、映画やドラマが傷を癒してくれたりします。
他人であったり、自分自身であったり、誰かの作品であったり。
あなたが何かを失う時には、必ず受け取れるものがあります。
これがわかると、ネガティブさを感じながらも、ポジティブさを探すことができるようになります。
そして、ネガティブもポジティブも受け入れた先に、なんとも言えない感謝の気持ちが起こります。
そして、自分や周りを信じて自分らしい人生を歩んでいけるんです。
これは本当に一生使える考え方なので、あなたも大切にしてほしいです。
正負の法則でわかるペルソナとシャドゥ
あなたはペルソナとシャドウという言葉を知っていますか?
これは、心理学の三大巨匠の一人である、ユング博士が使っていた考え方です。
人には、他人に見せている自分と自分の中で隠している自分がいる。それがペルソナとシャドウです。
多くの人が自分の本音や思いを幼少期から表に出せずに過ごし、それが積み重なってある時に爆発します。身体症状だったり、精神的な疲労であったり。
正負の法則では、ディマティーニ博士のセミナーに参加した人が、どんな人生を送っていって、どんな変化が起こったのかを具体的に記載してあります。
あなたがディマティーニメソッドをしなくても、本の事例を読みながら自分の中に抑えたままになっていることに気づくきっかけになるかもしれません。
正負の法則が示す人生の7つの領域
ディマティーニ博士の著書には全て、人生の7つの領域について書かれています。
それが①精神性②知的活動の力③職業の力④お金の力⑤家族の力⑥人付き合いの力⑦美と活力の力です。
この7つの領域のどこに、あなたが高い価値観があるのか、その優先度を明確化していくのかがディマティーニ博士のメソッドのコアな部分になります。
価値観の序列という表現を使っていますね。
僕たちは、常に自分の価値観に沿って選択・行動をしています。だけど、あまりにも無意識になっているので、自分がどんな基準で動いてるのかわかってない場合が多いんですね。
そこで活用する方法が、7つの領域と価値観です。価値観と目指しているものがつながっていなければ、そもそもやる気も起きず、『しなければならない』で動いていることになります。
それでは、脳のパフォーマンスを最大限活かせていないことになるんですね。
ぜひ、価値観を理解して見ましょう。
ディマティーニメソッドA,B面がわかる
また正負の法則では、ディマティーニメソッドA,B面を知ることができます。
A面:プラス(ポジティブ)をゼロ(ニュートラル)にバランスするワーク
B面:マイナス(ネガティブ)をゼロ(ニュートラル)にバランスするワーク
本田健さんとの会話の中で、A面とB面について詳しく話しています。
どんな時に使え、どのように考えていくことで、どうなり得るのかがわかってきます。
まとめ、感想
一冊ですごいボリュームの本でしたね。最後にまとめをします。
ディマティーニ博士のセミナー内容が網羅された、とても情報量の多い本です。
今回要点を書きましたが、書籍にはもっとたくさんの実例やディマティーニ博士の人生ストーリー、視座が深まる話や言葉が散りばめられています。
一回で網羅できる内容ではありませんが、人生や毎日起こる出来事に対する考え方が深まることでしょう。
ありがとうございました。