2020年以降、さらに重要性が増す分野がコーチングです。
あなたも、コーチという存在が気になったり、コーチング受けたいと思ってたり、どこで学べるのか、資格をとれるのか?などなど疑問が湧いて検索されたのかもしれません。
どんな情報も同じことが言えるのですが、誰がその情報を書いてるかで情報の質は偏る傾向があります。
例えば、あなたも僕のサイトを検索する前に、別のコーチングについて書いてある記事を見ていたかもしれません。
そのサイトは誰が書いてましたか?
○○協会?○○スクール?コーチング専門の法人さん?
おそらく多くの記事が上に書いたものに当てはまるでしょう。
なぜ、誰が書いてるかを先にお伝えしようと思ったかというと、
それは、ポジショントークだからです。
ポジショントーク?つまりその人の立場、ポジションで書いてる内容だよってことです。
協会であれば、その教会のコーチングの良さを、スクールであればそのスクールのコーチングの良さを。
それがポジショントークです。
じゃあ僕はどこから話すんや〜!?ってところなんですが
僕は無所属かつ、いろんな流派を学んできました。
なので今回の記事では、コーチング業界の全体像を全て解説していきます。
今コーチングって、ビジネス・教育・スポーツから、看護・介護まで注目されているようですからね。コーチングの全体像を理解してもらえたら嬉しいです。
コーチングとは何か?
しまちゃんコーチングって一言で表現するのが難しいですよね・・・
それは、流派や属してる団体によって表現が違うからです。
コーチングというカテゴリを、仲間と見るのか、競合と見るのかで表現の仕方も変わってきますよね。
仲間とみればお互いの良さを、競合と見れば相手を低くして自分をあげることになります。
シンプルにいうとコーチングは、
①コーチの傾聴・共感力、洞察力、質問力などを使い
②対象となる人の主体性を基本に、可能性・能力を最大限に引き出しながら
③目標、ゴールを達成するためのサポートのことを指します。
もっと掘り下げていきますね。
コーチングの意味
コーチングを語る上で最もわかりやすく伝えている例えがこれです。
ブランドのコーチのロゴってわかりますか?
ちょっと豆知識になっちゃいますが、
「COACH」の語源は、ハンガリーの町コチ(Kocs)とされています。
コチは15世紀に馬車の製造を始めた町で、コチの馬車には、サスペンションが搭載されていたみたいなんです。
そのサスペンションが、とにかく乗り心地が素晴らしく貴族の間でも評判になったことから、コチ=馬車まで発展したようですね。
そして、その馬車は英語で「Coach」と表記することから、「Coach」と表記されるようになりました。
馬車=「Coach」は大切な人が望む場所へ送り届ける人。
その行為をコーチングというようになったんですね。
大切な人(クライアント)が自ら主体性を持って目的地にいくためにサポートすることがコーチングの本質ですね。
ちなみに、客観的な視点だから書ける内容としては、
・クライアントが今想像できるくらいの目的地まで伴走するか
・今はクライアントが想像できないような、現状と飛び抜ける目的地を設定して、その目的地から導くのか
この考え方によってコーチングの流派が変わってきます。
わかりやすくいうと、認知心理学を取り入れたコーチングなのかそれ以外かというところです。
コーチの発祥
コーチの元祖は、1920年代にアメリカで生まれたと言われています。
1800年代にイギリスであったという説もありますが・・・
今、確かな情報と歴史を辿ると、現代のコーチングに関わった団体や人物は下記の3つになります。
・エサレン研究所(1960年代〜。東洋・西洋のメソッド統合)
・ティモシーゴールドのスポーツ心理学由来(1970年代〜)
・ルータイスのスポーツコーチング由来(1970年代)
現在のコーチングに一番近いのは1970年代のアメリカで生まれました。
エサレン研究所から学びを得ていた、テニスのコーチをしていたティモシー・ガルウェイが現代のコーチの先駆者と言われています。
スポーツにおけるやり方の指導から、選手の脳内に現れるセルフトークを止める方法を伝えながら、個人の潜在能力を解き放って、自分の能力を最大限発揮できるようにする。本人が学んでいくことをサポートしていくことで驚異的な成果が出ました。
と、ほぼ同時期にルータイスは、コーチから人生の目的地に送り届けるという意味でコーチングという言葉を世に放ちました。
人生の目的地という壮大なテーマから、圧倒的な結果を出し続けるコーチングが誕生しました。
この二人の影響から正解のコーチ、コーチング文化が生まれていきました。
ティモシー・ガルウェイは
・アメリカの自己啓発団体est(ランドマーク・エデュケーションはestの後身)の代表だったワーナー・エアハードは、estのプログラムに導入された。
・est内にいたマネーコンサルタントのトーマスレナードは、自身のグループを作った。その参加者だったローラ・ウィットワースは、CTIという現代の大規模なコーチング団体を創設につながった。その後レナードはICF(国際コーチング連盟)を立ち上げた。
ルータイスは、
・マインドに働きかける言葉の仕組みとしてアファメーションの技術を確立。TPIE、PX2といったコーチング理論を体系化。
・1971年にTPI(The Pacific Institute)を設立。フォーチュン500(米国優良企業500社)の62%が導入。NASAや国防総省を含む政府諸機関、警察、小中学校、大学、オリンピック委員会などが採用
・世界平和と世界の子どもたちの教育レベル向上のために様々な国際的活動を実施。世界平和の道を開拓した。
コーチングとティーチングは何が違う?
しまちゃんすごく多い質問なのでここでサクッと理解してください!
一言で説明すれば
ティーチング=教える
コーチング=導く
という違いで説明できます。
だから、コーチングとティーチングでは、相手との関係性にもよりますし、そもそもコミュニケーションの取り方に違いがあります。
ティーチングとは、学校の先生や指導する立場の人が『知識やスキル』を教えることですね。一方向の会話が主体になりやすいです。
そして教えるという言葉がもう上下関係を作ってしまう印象があります。これはどうしても言葉から上下がある感覚を持ちやすいのが原因ですね。
逆にコーチングでは、お互いの会話、特にコーチ側の質問を通じて対象者から答えを引き出す方法です。上下関係はなく並走する関係性という違いがあります。
さらに認知科学のエッセンスを入れると、設定した最高の目的地からの質問を通じて、対象者の答えを引き出します。
なんだか難しくなってきたな・・・と感じていても大丈夫ですよ!
コーチングとカウンセリングの違いは?
しまちゃん目的と視点に違いがあります。
カウンセリングは、対象者の悩みや不安に視点を向けます。
過去の自分と向き合う方法になります。寄り添いながら悩みや不安を解決していきます。
ここからは、僕が深めてきた部分を追加しますが、解決という言葉は語弊があります。
実はその悩みや不安は、本質的にはあなたにとってのギフトであり、その出来事に感謝できるように、僕のクライアントさんはなっていくからです。
そこまで到達できると、完全にその悩み・不安は消失しますので、解決よりも感謝に変わるという言葉が的確かもしれません。
コーチングでは、これからの自分の未来に視点を向けて、未来の自分と向き合う方法になります。
人は本能的に今のままでいたいという維持機能を持ちますが、コーチングにより未来の夢が叶った自分が当たり前だと思えることで、夢や理想の未来をどんどん叶えていくことができるんです。
メンタリングとコーチングの違いとは?
しまちゃんメンタリング?? [/chat]
メンタリングとは、企業で多く取り入れられている仕組みで、人生や企業人として、先輩ポジションでサポートを行う仕組みです。
『私のメンターは◯○さんです』と話す人が時々いるように、メンターという言葉で一般化してるように思います。
コーチングとよく比較する場合には、コーチングの方が具体的で行動レベルまで支援するのに対して、メンタリングでは人生レベルで捉えていくことが特徴です。
対話形式で、対象者から答えを引き出していくことには変わりがありません。
なので実際には、お互いがどんな自分として付き合うか、どこまでの幅(人生レベルか、今の課題や目標か)で関わるかによります。
ある意味違いは、『何を目的とするか』や『コーチがどこまで深くサポートするか』になります。
コーチングのメリットは?
コーチングのメリットはたくさんあるのですが、代表的なものを紹介していきます。
コーチングを受けること、コーチングを学ぶことで変わってくる部分がありますが、どちらにしてもコーチングについて深く実感できることがあります。
行動が変わる
少し専門的な話になりますが、僕たちは過去の経験に基づいた習慣を持っています。
その多くはネガティブな経験から、同じような思いをもうしないように回避しようとしたり、逆にもう嫌だと思ってるのにまた同じことを繰り返してしまうなど、その人独自のパターンを持っています。
いつも彼氏や彼女選びに失敗してしまう、いつも仕事の流れを整理できない、人前に立つと話せなくなってしまう。
などなど、過去の経験に影響された習慣が刷り込まれています。
その行動パターンに気づき、変えることができればそれはすごくいい未来が広がっていくことが容易にイメージできますね。
コーチングは一度身につけたら、一生使えるものなのでどれだけ効果が高いものか文章だけでも感じることができるんじゃないでしょうか?
自分の本音に気づける
コーチと対話をしていく中で、自分一人では出てこないような言葉を出してる自分にびっくりすることが、最初にみんなが感じることです。
僕自身も、『え?自分って本当はこんなこと思ってたんだ』。なんてことがたくさんありました。
その心からの本心があなたの本当に大事にしたい言葉ですね。
普段は頭で考えて、効率性や損得や周りの言葉に影響されて選択しがちになりますが、本当に大事なことはあなたがどうしたいか?ですよね。
その自分自身がどうしたいのか?に気づけることはあなたの人生にどれだけ重要なことなのか分かりますね。
社内、家族内、全ての人間関係が変わる
コーチングは、深く自分を知るスキルであり、深く相手を知るスキルであると言えます。
またスキルに留まらず、その人のステイト(ありよう、在り方、人間性)を整えていくことになります。
職場内の上司と部下の関係性・同僚との関係性・チームの関係性、家庭内でのパートナーとの関係性、子ども達との関係性、恋愛関係、全てにおいて信頼関係が育まれ、人間関係が劇的に変化していきます。
これは、コーチングをしっかりと経験してきた人は必ず納得する部分ですよね。分かりやすく変化していくので。
自分の個性や可能性に気づき人生を楽しめる
これこそコーチングの醍醐味なのですが、コーチに引き出されてどんどん自分の大切な想いや、過去に置いてきた自分の夢や理想を思い出していきます。
そして、誰かと比較することよりも自分の可能性や個性に気づいていくことができます。
コーチングは全般的に、脳科学と心理学を部分的に扱うので、あなたの使われてなかった能力が自然と開花していくことにもつながります。
夢や大切な想いとあなたの可能性や個性・能力がリンクした時、制限された人生は終わり、あなたが本当に生きたかった人生がスタートします。
それは、あなたが会社内でとんでもない結果を出すことにつながったり、家族とより深い関係性を築けたり、今ありのままで生きる自分を大好きになれたり、様々な変化が起こってきます。
視野が拡がり選択に迷いがなくなる
コーチングを理解すると、一つの物事に対して俯瞰して考えることができるようになります。
『そういう考え方もあるよね』と相手の会話を一旦受け止めてあげれたり、自分自身の選択も周りに流されることなく、『結局自分はどうしたい?』という自分の本心に意識を向けることができるようになります。
視野が拡がれば、怒りや悲しさなどの感情の急な動揺もコントロールできますし、選択ができずにモヤモヤして動けないという状態もなくなってきます。
コーチングのデメリットは?
ここまで散々コーチングの良さを書いてきましたが、逆にデメリットはないの?と気になった人もいるかもしれません。
デメリットがゼロということはありませんので、しっかり書いていきますね。
免許がないとできないわけではない
しまちゃんコーチという職業は、国家資格などの免許が不要です。
コーチする側はラッキーだといえますが、受ける側はコーチの質がわからないものです。
もちろん国際コーチング連盟など認定コーチになることで『●●認定コーチ』と名乗ることができます。
現状日本国内にもたくさんのコーチングを指導する協会や法人が存在し、『●●協会認定コーチ』などと名乗られている方も多くなってきています。
ここはビジネス的に俯瞰して考えて欲しいのですが、もちろんコーチが増えることで幸せな人生に進む人も多くなるわけで、そんな人たちを増やしていきたいという思いで日々運営されている方もいます。
ただ、僕がいろんなところで見てきた世界は、『協会を作り認定コーチを増やすことがビジネスになるから』運営しているというグループも存在します。
結果、コーチの質が担保できてない場合があるなと感じています。
それから、復業が盛んな今の時代によくあることですが、コーチングスキルを読書だけで学んだ気になっている人もいるし、オンラインで少し学んでコーチと名乗ること人もいます。
それが悪い!わけじゃないですが、クライアントになる人の大切な時間や人生を扱うので、お金になるからとか、誰でもできるからという気持ちでコーチングをやって欲しくありません。
例えば、スキルはまだまだだけど、『無料でコーチングして経験を積んでます』ならそれはそれで素晴らしいとも言えますよね。
実際、実践ありきで成長していけるものですので!
認定コーチだから偉いもないし、真剣に深く学んできてる人はやはり素晴らしいコーチングをしますしね。
とにかく、
デメリットは
一般の人から見たら誰が素晴らしいコーチなのか、自分の求めるコーチのレベルはどれくらいがいいのか?わかりにくいことです。
●●認定コーチという肩書きがある人もない人も見てきましたが、本当にその人次第なところがあり、一概に判断がつかないと言わざるえません。
あなたがコーチを選択される時は、人間性や人生経験も合わせて考えることをオススメします。
一度に対応できる人数に限界がある
しまちゃんコーチングは、基本的にONE ON ONE(1対1)を軸としています。
それは対話をベースとしていること、質問を通じて相手の本心を引き出すわけなので当然ですね。
もちろんグループでディスカッション形式で行うことも相乗効果が生まれます。
社内のチームでの活用もいいですね。
複数人でお互いの会話を聞きながら、自分の中にまた新たな気づきが生まれます。
そうやってお互いを高め合えると、普段思いつかなかった考えや本音やアイディアが浮かんでくることも多いです。
ただ、それでもグループの人数は最大5名だと思います。
それは一人一人が会話をすることが大事だからです。話せない人がいるとコーチングになりません。
現在は、オンラインでzoomを通じてコーチングもできるようになってきました。
ブレイクアウトルームを使って数人のグループを作りコーチングできるようになったので、グループ内に一人コーチが入るなどして、人数の限界にも対応できる世の中になってきましたね。
短期間では効果が最大限発揮できない
ポジショントークのように聞こえるかもしれませんが、コーチングを1回受けてすぐに劇的に変わりました。ということはありません。
もちろん、一時的に劇的な変化を起こすことは可能です。ただ、結局僕たちは継続できなければ元に戻ってしまうんです。
だから、大事なことはその変化を維持し新しい習慣を手にすることです。
新しい習慣を手にして、あなたが心から向かいたい方向に自然と向かえていたら、確実に幸せな人生を生きていると言えます。
その時あなたは、コーチング受けて本当に良かった。コーチング受けて人生変わった。
そして自分のことを大好きで誇らしく感じることができているでしょう。
コーチングの必須なスキルとは?
コーチングを行う上では、いくつかのスキルが連動してベストな支援ができます。
ここではまず、一般的な必須スキルを説明し、その後僕が独自の俯瞰した視点から見える部分を書いてみようと思います。
どんなコーチングスクールでも必ず言われている3つのスキルがあるんです。
それは、
1.傾聴力
2.質問力
3.承認力 です。
せっかくなので一つずつ解説していきますね。
1.傾聴力
では、重要な傾聴力から。
傾聴力とは相手を深く理解するコミュニケーション技術です
「相手の話し方、しぐさ、表情、姿勢など取り入れられる全ての情報をありのまま受け入れる=アクティブリスニング」、「相手の話を深部まで聴ききる」という2つの作業を同時に行うことで傾聴が可能となります。
傾聴時の基本姿勢
- 受容:相手のありのまま(価値観・信念・言動・感情など)を受け入れる
- 共感:相手の考え・意見・気持ちに寄り添えることが必要になります。
この部分は正直、コーチングスキルではなく『人間性、人間力の器』だということです。
この基本姿勢が整っていることによって相手が、
- 自分の考えや自分への理解をより深めることができる
- 主体的で前向きな言動を採用できる
ようになります。
コーチングを学んでいなくても、人間性が高い人だと、自然と受容・共感ができるので信頼されやすく相手の本心を引出しやすくなっていきます。
この人なんか信頼できる、この人になら相談したい!そう思える人ですね。
漢字の意味という視点からもわかりやすい
- 会話に耳を傾けながら
- 目で表情やしぐさを捉えながら
- 感情・思考に心を配ることができるということなんです。
いかがでしたか?
傾聴力があってことのコミュニケーションだということがよくわかったかと思います。
傾聴についてより深く理解するには下記からどうぞ。
2.質問力
続いて質問力に入ってきます。
質問力とは、対象者の考える力を促し本心を引き出すコミュニケーション技術
日本人は特に、相手からの指摘を批判されたと感じてしまい、素直に受け入れることが苦手です。
ですが、自分自身で気づきを得たことには、抵抗なく受け入れることができます。
人はこれまでの人生経験に影響された考え方や感情の傾向を持つため、質問を通じて新たな視点に気づけると劇的な変化がスタートするんですね。
コーチングは人の特性を利用し、自分で自分の成長を促す「気付き」の機会を持ってもらう質問をしていくのです。
事例で考えてみよう
- 「どうして事前にバスの時間をチェックして寝なかったの?」
- 「あなたが事前にバスの時間をチェックして寝なかった要因は何だと思う?」凄いありがちな内容にしてみました。
1番目は質問をしているようで、相手への非難が伝わる質問ですよね?
これでは、相手は萎縮してしまい、『また怒られた』『わかってるのにまたやってしまった・・』となったり嘘の言い訳を考えてしまうでしょう。
そして、嘘をつくことでまた自分を否定していくのですが、解決策が生まれないのでまた同じことを繰り返すことになります。
2番目の質問はどう感じますか?
焦点を相手に直接ではなく、相手の行動パターンにむけています。
相手はミスについて前日の夜の考えを振り返ることができ、根本原因に辿り着くことができそうですよね。
コーチングの質問は、問題の人と切り離して、相手に俯瞰してもらうことで、気付きの機会を増やすことができるんです。
質問が人生の質を決めるとよく言われますが、まさにその通りだな思えませんでしたか?
質問力については下記で深く理解することができます。
3.承認力
続いて承認力に入っていきますね。
相手の変化・気づき・長所などを認め伝えるコミュニケーション技術
コーチングでもそうですし、人生でもそうですが、結果や成果よりも実はその過程=プロセスが大事だったりします。
過程を大事にすることで、成果を生み出し続けることや、改善のスピードアップなど、経験全てが未来につながる宝物に変わっていきます。
だから、過程の良い印象を強く記憶に残していくことは重要です。
前向きな経験に捉えていけるように、言葉や態度で相手を承認していくことが必須になるんですね。
ベストな承認ができるには何が必要?
実は人は、承認される行動は繰り返したくなる心理的欲求を持っています。
心理的欲求を活かすために、
- リアルタイムで:印象がその場全体を通して強く記憶に残る
- わかりやすく具体例で:自分の行動の何に対して言われてるのか理解できるように
- 支援者が一貫性を持って:承認の基準が曖昧すぎると、信用性に欠けます
コーチングによって相手のベストな選択を引き出し、承認と行動定着をしていくとその行動が相手の基準となってきます。
すると、相手の新しい思考・行動パターンが形成され、自動的にベストな選択ができるようになっていきます。
これはまさにコーチングにより、相手自身が自分で自分のより理想の姿に変わっていく流れですね。
コーチングに必須と言われる3つのスキル、いかがでしたか?
どの流派であってもこの3つが記載されているので、マストだと思ってください。
もっと大事なスキル
ここからは、客観的な僕の意見ですが、そもそもこの3つよりも重要なことがあります。
それは、コーチはクライアントの利益100%で関わるということです。
認知科学コーチングの大家、日本の頭脳と言われる脳機能学者の苫米地博士がいつも話されている言葉です。
そもそも、自分の権威性やコーチの利益を考えた関わりは一切排除すること。それぐらい人間レベルを高めれる人がコーチになってくださいね。
ということです。
これって、コーチングスキルよりもその人のスタンス=在り方なので年齢もテクニックもコーチ経験も関係ないですよね。
それから僕自身が思うのは、2020年からは個性化、多様化の時代です。
つまり、相手の唯一無二の個性を引き出せるコーチはめちゃくちゃ重要だと思ってます。
そこで僕は生まれ持った個性を活用する方法を必ず使っていますよ。
その話はまたどこかで。
まとめ
ということで、コーチングの全体像は理解できましたか?最後にまとめをしていきますね。
・コーチは馬車から生まれた
・コーチングは、傾聴・共感力・質問力などを使い、対象となる人の主体性を基本に可能性や能力を最大限に引き出しながら、目標やゴールを達成するためにサポートすること
・ティーチングは教える、コーチングは導く存在。カウンセリングはありのままの自分を認め、出来事に感謝するスキル、コーチングは自分の可能性を引き出し導くスキル
・コーチングで、自分の本音に気づけ、視野が広がり、行動が変わり、人間関係が変わり、自分の人生を心から楽しむことができる
・コーチングは、主張すれば誰でもできるので見極めが大事。安易にやると人の人生を傷つける。許容人数に限界がある、短期間で全てが変わるわけではない
では、また。